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窓の結露

昨日の話のついでではありませんが、
自宅の窓について紹介したいと思います。
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写真はこの冬の特に寒い日の朝、撮ったものです。
最も結露した状態で、こんな日は数日しかありませんでした。
自宅の窓には国内の樹脂サッシとアルミ樹脂複合サッシを実験的に使いました。

上の窓がアルミ樹脂でコーナー部分にデザイン性の良い提案ができればと思い、
採用したものです。
下は寝室の樹脂サッシで高さ2mの引違い掃出し窓です。

どちらも結露していますが、上の窓はサッシ枠の部分も少し結露しています。
熱損失の計算をする場合、ガラスの種類によりますが、
どちらも数値上は同じ扱いで計算されることがあります。

しかし、体験上はやはり樹脂サッシの方が性能が高いようです。
窓の形状や開き方によってもかなり違いがあると思いますが、
シビアな条件で比べるとその差がわかってきます。

さらに性能の高いものとしては木製サッシがあります。
と言っても現場で製作するものではなく、工場で気密性能を保証したものです。
この木製サッシで結露したのをまだ見たことがありませんので、
今のところ最も性能的には高いと言えると思います。
ただ開き方やガラスの種類と枚数によっても性能が大きく変わることは
他の種類の窓と同じです。

また窓の開き方で言うとFIX(はめごろし)窓が最も有利なのは当然ですが、
開き窓や上げ下げ窓、片引き窓よりも引違い窓はかなり不利です。

窓の大きさを取りたい場合やコストを考えると引違い窓を使わざるを
得ない場合が多いのですが、私たちが設計する場合、
できる限り他の種類の窓を使うことを考えます。

さらに難しいのはガラスの種類ですが、
この選び方によって性能は大きく左右されます。
自然エネルギーの利用を考えた場合、
方角や位置によっても種類を変えることを
考える必要があります。

かなり専門的な話になってしまいますので、
今日はこのへんで終えますが、
設計の中で最も難しいことの一つが窓の設計です。
これからさらにその重要性が見直されてくると思います。