久しぶりの更新になってしまいました。
現在、図面や見積もりなどの事務所作業で
非常に忙しい状態です。
そんな中、先日、KS様とご契約を行い、旧家の解体工事が始まりました。
と言いましても実は私の姉の家になります。
閑静な住宅街に
これから年を重ねて
老後も過ごせるように
シンプルで小さな家を
計画しました。
木が好きということで、外壁を全面板貼りにし、
内部の壁もホールやリビングなどを板貼りで仕上げる予定です。
今までにないイメージに仕上がると思いますが、
自然素材をふんだんに使い、構造や断熱などの性能が高いという
基本コンセプトは踏襲しています。
コスト面でも極力抑え、工期も短くする方法を採用しています。
夏の完成に向けて作業を行っていく予定です。
早速、解体工事を行っていますが、
廃棄物処理法などの法律が年々厳しく
なっているため、昔のようにいきなり
重機を入れて解体することができなく
なっています。
アスベストの使われている建材は
もちろん、内部のボードや木などを
分けて処理する必要があるため、
屋根や天井・内壁などを
手で壊していきます。
そしてようやく重機を入れて大がかりに解体を行えるようになりました。
それでも分けながら搬出する必要があるため、
昔に比べると時間も費用もかなり掛かってしまいます。
さらに今回は増築や外装や内装の上から仕上げを重ねて
貼っている為、2重の手間が掛かっているようです。
同じ素材なら良いのですが、現在リフォームなどでよく行われている
仕上げの上から重ねて仕上げる方法はよく考えて行わないと
取り壊す時に予想以上の費用が掛かってしまうかもしれません。
そう言う意味で解体の現場を見ると良い勉強になります。