左の写真は建物の角ですが、こういった部分は綺麗に角を合わせる為に
留め切りといって斜めに切って合わせるのですが、
板自体も斜めになっている為、角度調整が非常に難しいのが難点です。
大工さんも苦労しながら、一枚一枚丁寧に貼ってくれています。
さらに大工さんを悩ませているのがこの板を留める釘に
丸頭の真鍮製のものを使っている為、下穴をドリルで開けた後、
一本一本かなづちで打っていく必要があることです。
その数は数千本にもなるため、釘打ち機で打っていくのに比べて、
何倍もの手間が掛かります。
それでもあと少しとなって、良い雰囲気に仕上がってきたのを見ると
やはり施工してもらって良かったと思います。
また軒先の鼻隠しや破風と呼ばれる
部分にも無垢材を使用し、
軒裏の仕上げはロシアンバーチを
使用しています。
このロシアンバーチは水に強く、
とても美しい仕上がりになります。
この後、外壁と合わせて塗装をすることでイメージが変わりますが、
それを見るのがとても楽しみです。