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省エネと健康

先日、以前から一度話を聞いてみたかった
近畿大学の岩前教授の講習に参加してきました。

20140620185614408.jpg研究されている内容や資料は
以前、拝見しましたので、
ある程度は知っていましたが、
直に話を聞くことで
より理解が深まりました。

特に居住空間の気温が
健康に与える影響については
ぜひ知っておくべき内容で
これから家を建てられる方には
お伝えする必要があると思います。

この講習の中で特に印象に残ったことを列挙すると

・断熱のグレードを上げることによって手足の冷えはもちろん、アレルギーや喘息、
健康状態まで改善したと言う方が多いという事実

・省エネというだけでは次世代省エネ基準のレベルでもかなり効果は見込めるが
健康面を考えるともう一つ上のランクを目指すべき

・室内の気温が上がること自体で健康になるというよりも
それによって活動的になり、運動量が増えたり、
動くのがおっくうでなくなることでストレスが減るという点が重要

・徒然草の『家のつくりは夏をむねとすべし』という考えは
現在の住居には全くあてはまらない

・スマートハウスは設備機器偏重の方法で、本来は家の断熱性能をしっかりと
上げて、電力などのエネルギー消費を最小限にするべき

・省エネは設備機器の性能である程度はカバーができ、
快適性が増すことについては贅沢だとの考えをする方がいますが、
健康を維持・増進することも可能だとの考えには皆さん共感される。

など、私にとっては今まで取り組んできた家づくりの重要さが再確認でき、
これから自信をもって、さらに磨いた家づくりを行っていくべきだと
改めて決意することができました。

詳しくはコチラのサイトにコラムがあります。
このサイトの内容は断熱について、かなり分かり易く
まとめていると思いますので、ご興味のある方はご覧下さい。

そういえば、少し前に施主様宅を訪問した際に
『家が暖かくなったので、コタツが必要なくなりました。』
と言われていたのを思い出しました。

私も子供の頃はよくコタツに入っていましたが、
寒いので、一度入ると動きたくなくなって、
やりたい事やすべき事がはかどらなかった記憶があります。
(ただ、私が怠け者だっただけかもしれませんが・・)

現在の自宅にはコタツはありませんが、
冬でも家の中は一定の温度を保っている為、
冬場も活動的ですべき事もストレスが少ないと思います。

普段の生活ではあまり気づきませんでしたが、
改めて考えるとそんな効果があると言うことに気づくことができる良い機会でした。

長い文章になってしまいましたが、家の断熱性能はとても大切と言うことを
少しでも感じて頂ければと思います。