床フローリングにはオークの3層フローリングを使用しています。
3層フローリング(右写真)とはその名の通り
フローリングの断面が3層に分かれています。
表面には無垢のオーク材の4mm板を使用し、真ん中にゴムの木、
一番下の薄い層はスプルースと言う柔らかい木を使っています。
3層フローリングにすることで、収縮が少なく、
幅広のフローリングでも目地が広がることも少なく、反りが出にくくなります。
また、比較的きれいな木目の上質な板材を使うことができます。
特に床下エアコンなどで乾燥収縮が起きやすい場合には
無難な仕上げ材になります。
合板フローリングと違うのは全て無垢板を使用している点と、
表面にしっかりとした厚みの本物のオーク材を使用していることです。
無垢材ならではの木の温もりや表情を楽しみつつ、
安定性を求める場合にはこう言った床材もお薦めしています。
外部では通気胴縁の上に通気ラスと呼ばれる特殊なラス(金網)を貼った後、
シラス壁の下塗りを行っています。
シラス壁は火砕流が堆積してできた粉末状の物質のことで、
非常に細かい微粒子の中に無数の穴が開いた構造をもっています。
Ni様邸ではその特徴を活かし、開発された外壁材を採用しています。
下塗り材は湿気は通しながら、雨水は通さない性質を持っている為、
水が裏側まで浸み込むことがなく、防水性があります。
仕上げはしっかりと養生期間をとって、
乾いてからの施工になりますが、
その特徴はまた後日ご紹介したいと思います。