神戸市須磨区のH様邸では中間検査と瑕疵保険の検査がありました。
中間検査では主に法律的なチェックを主に行い
瑕疵保険の検査では構造や防水など
建物の大事な性能部分についての検査を行っています。
瑕疵保険の検査で釘の間隔について
指摘がありましたが、その場で修正しました。
構造金物や釘など膨大な数の取付けを行う
大工さん達は現場で確認しながら施工をしますが
どうしても見落としや間違う事もあります。
それをチェックする大事な検査ですので
私も確認しながら大工さんに是正してもらっています。
中間検査は特に問題ありませんでした。
柱の引き抜きに対して効果を発揮する
ホールダウン金物と呼ばれる金物ですが
ほぼ全ての柱の上下に金物があり
それぞれ計算によって必要な金物が異なります。
それを一つ一つ図面と違いがないかの
チェックも行っています。
筋違と呼ばれる斜めに入れた材は
横方向の力に対して建物が倒れないように
重要な役割を果たします。
こちらも金物でしっかりと固定しています。
そんな構造金物の取付けが終わると
窓の施工を行います。
窓には樹脂サッシを使用しており
取り付ける場所によってペアガラスと
トリプルガラスを選んでいます。
断熱の事だけを考えるとトリプルガラスが
良いですが、冬の日射を取り入れて
家の中を暖める為には
ペアガラスの方が有利です。
敷地の環境や周りの建物などを考えた上で
決める必要がある為、設計者の力量が問われます。
これは家の燃費計算やシミュレーションをする事で
わかりますので、それが一つの判断基準になります。
外部では屋根屋さんが上棟直後に
屋根の防水シートを施工しました。
その後、SGL鋼板を葺いています。
SGL鋼板はガルバリウム鋼板に
改良を加えた素材でより耐久性が高く
穴あきに対しては25年の保証があるほどです。
写真ではわかりにくいですが
こげ茶色のSGL鋼板で落ち着いた
仕上がりになりそうです。
引き続き、天気の様子を見ながら
外部の工事を進める予定です。