神戸市東灘区のI様邸では外部の作業を中心に進めています。
透湿防水シートの上から
通気胴縁と呼ばれる木の桟を
留め付けています。
この通気胴縁の間を空気が
通ることで壁の中の湿気を
排出する事が出来ます。
壁の間を上から撮った写真です。
通気層の下には虫などが入って
巣を作らないように網目の
メッシュを取り付けています。
さらに外側にはモルタルを
止める為の左官定木と言う部材を
取り付けています。
非常に地味でよほど気を付けて
見ないと気がつきませんが
意外と大事な部材です。
通気胴縁の施工後
屋根の裏側の軒天と呼ばれる
天井材を施工しています。
写真ではわかりにくいですが
ここにも通気層の空気を
排出する為の軒天換気部材が
施工されています。
他にも屋根の一番高い棟部分には
棟換気と言う通気部材を施工することで
効果的に暖かく湿った空気を排出します。
これらは家全体で考える必要があり
空気が温まると上昇する性質を利用して
上手く壁の中の湿気を排出する仕組みです。
完成するとわからない部分で
地味ですが、大事な作業になります。
通気胴縁の施工が終わり
外壁の一部にはアクセントとなる
板張りを行っています。
大工さんと何度か打合せをして
細かい納まりを確認をしてから
施工してもらっています。
写真ではほとんど、わかりませんが
板の木目や目地はしっかりとあります。
ただ、節が無い上質な材を使った為
綺麗に仕上がり過ぎて
木の味がわかりにくい。
それでも全体が仕上がると
良い感じになると思いますので、
外壁が仕上がって
足場を外すのが楽しみです。
内部では電気屋さんと設備屋さんが
配線と配管の作業を行っています。
電気の配線はまだ一部で
かなりの線が分電盤(ブレーカー)に
集まってきますので
間違いのないように確認をしながら
作業を行ってくれてます。