神戸市東灘区のＩ様邸の様子は間が空いてしまいましたが工事は順調に進んでいます。
外壁は２回目のモルタル塗りが終わっています。
モルタルの上からグラスファイバーメッシュを
伏せ込むことで初期のひび割れを抑制します。
この上から薄くシゴキ塗りを行う事で
平滑な仕上げになりました。
しっかりと乾かしてから
仕上げを行う予定です。
窓の上部に設けた造作庇は
軒裏や破風板を木板仕上げとしています。
壁の板張りと合わせて
外観のアクセントとなる仕上げです。
内部では床のオーク3層フローリングを
貼り終えた後、下地工事が進んでいます。
棚板や造作収納を施工する為に
補強が必要な所に下地を入れてから
天井や壁の石膏ボードを貼っています。
気密の施工も終わりましたので
気密測定を行いました。
その結果はＣ=0.3cm2/m2でした。
大工さんは悔しそうでしたが
十分に高気密と言える結果です。
ただ、Ｉ様邸では防湿気密ラインが
非常に複雑で高さ制限などの
制約をクリアすべくギリギリを
狙った設計だったのが
微妙に影響したと思われます。
大工さん達はそれがわかっていたので
いつも以上に気をつけながら
施工をしてくれていましたので
もう少しシンプルな断熱気密ラインを
心掛けるべきだと感じました。
他にも空間を少しでも
有効に活用できるように
シビアな寸法設定を行っていたり
小屋裏エアコン1台で家全体を
冷やす為に難しい施工も
お願いしています。
いつもながらそれに応えてくれる
大工さんを始め職人さん達は
ありがたい存在です。
これからの造作工事についても
細かい打合せを行ってきましたので
出来上がっていくのが楽しみです。