神戸市垂水区のT様邸リノベーション工事ですが、外付加断熱材の施工が終わりました。
まずは外付加断熱材の縁に
木の桟を取り付けていきました。
その桟の間に高性能な
断熱材を施工しています。
この木の桟がある事で
後から取り付ける胴縁や
仕上げの板材をしっかりと
留め付ける事ができます。
外付加断熱材の施工が終わると
すぐにその上から防水シートを
貼っていきました。
断熱材を濡らさないように
途中シートで養生しながら
施工していますが
この防水シートの施工を
終えたことで雨水の浸入の
恐れが無くなりました。
外部の防水が終わったので
内部の作業も進める事ができるようになり
早速、床の下地作業を進めています。
この床の下地と気密処理については
現場で確認しながら
大工さんと何度も相談していました。
確実に気密と断熱の施工が出来て
無駄に手間が掛からないように
する為に知恵を出しあって
たどりついた方法です。
外部に面する鉄骨の隙間には
しっかりと断熱処理を行った後
気密テープやコーキングでの
気密施工を行っています。
また鉄骨の柱の隙間にも発砲断熱材を
吹き込んで少しでも熱橋
(熱を伝えやすい部分)を
減らすように施工しています。
このような施工は正直なところ
施工をしなくても仕上がりには
何の影響もありません。
一般的なUA値などの断熱性能の
計算では出てこない内容です。
しかし、完成後に赤外線カメラ等で
見ると明らかに外の熱が
伝わっているのがわかる部分になります。
そんな事は経験したり勉強をしないと
わからない事ですので
一般的なリフォーム業者さんでは
知っている人はほとんどいません。
普段から高断熱な家を当たり前に
建てている会社で
さらに設計監理者や現場の担当者が
知った上で現場の確認をしながら
施工を行わないと絶対に出来ません。
そこまで言い切れるほど
建築の現場を見たり
いろんな業者さんの話を
聞いていると感じます。
新築のようにある程度
マニュアル化されていれば
そこまで難しくありませんが
リノベーションでは現場の状況に
合わせて判断が求められる為
特にその差が現れやすいです。
その現場の実態を少しでも
お伝えできればと思います。
話しは変わりますが
以前から準備を進めていました
ユーチューブでの施工写真の
紹介チャンネルを開設して
明日から順次アップしていきます。
少しでも多くの方に弊社を
知って頂けるような
新しい取り組みになりますので
よろしければご覧ください。