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Q1.0住宅レベル3の実力

完成したばかりの神戸市東灘区のI様邸にて、先行見学会を行いました。

プレ見学会

今日は2組の方を招待させて頂き、
時間を掛けてじっくりと見学頂きました。
とても寒い中、駅から歩いて来られたので、
家に入るとその暖かさに驚かれていました。

お家の感想は、
『かっこよすぎずシンプル過ぎず、素敵ですね』
『コンパクトだけど開放感があって面積以上に感じます』
『家具も家に良く似合っていておしゃれですね』
また動線や収納計画の他、間接照明、
アクセントになる照明使いなどもとても好評でした。

暖かさについては
先日から温度変化を計測していました。

神戸市東灘区I様邸の温度変化

少し読み取り難いですが
12月20日の10時ごろに
床下エアコンを運転し始めてから
昨日の深夜までの結果です。

キッチンはリビングダイニングと
一つの空間になっていて
脱衣室とトイレは1階の北側にあります。
寝室は2階北側の部屋で
洋室は2階南側の部屋になります。

このグラフから読み取れるのは
2階洋室は日射熱の影響を受けて
温度変化が最も大きくなっています。

また寝室は最も気温が低いですが
それでもほぼ20℃をキープしています。

予想以上に1階各部屋の温度の
差が少なく、ほぼ一定でした。

2階の洋室を除いて各部屋の
温度差が最大でも2℃程度と
昨日の寒波を考えると
断熱性能の成果が発揮されています。

今日の到着時には23℃程度になっていた為
慌ててエアコンをoffにしました。

それでも2階洋室は日射が入り
25℃以上になったため
窓を少し開けていましたが
3時間以上経った帰り際でも
室温は下がりませんでした。
脱衣室に至ってはずっと
23℃で一定でした。

付加断熱による
Q1.0住宅レベル3の実力は
伊達ではありません。

気温が一定であるのは
壁や床、天井の表面温度が
室温とそれほど変わらない為です。

床表面温度

床を放射温度計で測ると
室温とほぼ同じでした。

壁表面温度

壁面も室温より1℃程度
低いだけで安定していました。

これが断熱性能によって
大きく異なります。

私の自宅は13年ほど前に
今で言うZEH性能で
断熱等級5をクリアする程度の
断熱性能の家になります。

その家でこの表面温度を測ると
室温より3℃以上低い数値になります。
床面に至っては4℃以上低い為
体感温度はかなり低くなります。

同じ22℃程度の室温でも
これだけの差があると
全然違った印象です。

さらに上下の温度差も
大きく違っていて
温度計を見るまでもなく
わかるレベルです。

今日、お越しの方にも説明しましたが
この差は体感しないとわからないですし
断熱性能を上げるのは新築時だと
コストがそれほど掛からないですが
リフォームで同じ性能にするには
その10倍はコストが掛かります。

新築する時は快適な家に出来る
最高にして唯一のチャンスですので
いろんな家で体感して頂ければと思います。

こちらのI様邸は来年1月中旬頃に
完成内覧会を開催する予定です。
参加ご希望の方は
HPのイベントフォームより
1月上旬~申込開始しますので
しばらくお待ちください。