昨日、今日と神戸市垂水区のKA様邸で上棟作業を行いました。
先日、土台敷きと外部足場組みを
行って準備が完了していました。
昨日は1階の柱を立てる作業から
スタートしました。
金物工法のため
ほぞや仕口と言った
木を加工した物ではなく
特殊な金物とピンを使って
接合部を留めていきます。
通し柱を多く使用しており
1本1本レッカーで吊るため
時間が掛かります。
柱を立て終えて
外周部の梁を納めると
いきなり作業の山場となる
大断面の梁材を掛ける作業に。
梁材は60cmの高さがあり
長さは最大の物で8mある為
1本でも300kgほどになります。
レッカーが届くかどうかが
全てで手で揚げるのは
まず無理なレベルです。
手前の足場を組み替えたり
レッカーの位置を調整して
何とか梁を掛ける事ができました。
1本1本、慎重に組んでいきます。
全ての大断面の梁を入れ終えると
見事な木組みに圧倒されます。
2階の床梁を組み終えると
床の下地となる
合板を貼っていきました。
これでようやく安心して
床の上に乗る事ができます。
その後、2階の柱を立てていき
小屋梁と呼ばれる
屋根を支える梁を組みました。
そして、今日の昼前には棟木を納めて
無事、上棟する事が出来ました。
屋根の高さではかなり風があり
作業がしにくかったと思いますが
大工さん達の平然と
作業をする姿に感動しました。
その後も作業は進み
屋根の下地板を留める為の
垂木と呼ばれる木の桟を
取り付けていきました。
垂木の上から野地板と呼ばれる
屋根の下地板を貼りました。
最後に天窓の取付けまで
行う事が出来ました。
寒波の中の作業でしたが
大工さんに聞くと
寒さよりも風が大変とのことでした。
特に今日は高い場所での作業で
風も強かったため
かなり神経をすり減らしながらの
作業だったと思います。
私も今回ほど上棟を無事に終える事ができて
ホッとした事は無かったかもしれません。
大きな関門を超える事ができたのも
大工さんやレッカー屋さん達の
連携のおかげで心から感謝です。
KA様には2日に渡って
現場に足を運んで
お気遣い頂きまして
ありがとうございました。
また上棟おめでとうございます!
これからも徐々に
作業が進んでいきますので
その進捗もお楽しみください。