神戸市垂水区のＴ様邸リノベーションの完成内覧会を土曜日に開催させて頂きました。
当日は、あいにくの雨で景色を楽しんで頂くことはできませんでしたが、リノベーションでここまで出来ると言う事はご確認頂けたと思います。
実際にほとんどの方が『新築と変わらないですね』とおっしゃっていました。
他にもご来場の方から
『木が素敵な印象で明るくて、1階にウォークインクローゼットがあるのは使い易く、生活しやすそう』
『あいにくの天気でしたが、リビングからの景観が素晴らしそうで、羨ましい限りでした』
『洗面台やリビングの間接照明がとてもよかった』
『キッチン背面収納がキレイに造作されており、また使い勝手もよさそうなので真似したくなりました』
『暖房を入れていないのに全然寒く感じないのには驚きました』
『ビルトイン駐車場から繋がっているのが憧れます』
と言ったご感想を頂きました。
晴れていればこんな景色でした。（右の窓からは海が見えるので、山と海が一つの部屋から見る事が出来る環境です）
そして昨日は、鍵のお引渡しと取り扱い説明をさせて頂きました。
実はＴ様は当初、この住宅を建築した大手ハウスメーカーのＳハウスさんにリフォームの相談をされたそうです。
その時に提案されたのは内窓を付けたり、設備器具や内装のやり替え程度だったそうで、断熱性能改善はもちろんされず、間取りも大きくは変更できないまま、外装も変わる事はないような計画でした。
そんな『お化粧リフォーム』レベルでも驚くような価格提示をされた事から、改めて住宅会社を探されて弊社にご依頼頂きました。
私達がご提案した内容は断熱はもちろん、床や壁の下地や窓まで全て取り替えるフルリノベーションを行う内容でした。
その内容の違いにも関わらず、費用の差が200万円程度と言う事で、本当に驚いたのを覚えています。
おそらく、Ｓハウスさんのリフォーム内容なら弊社では1000万円近く安くなるのではないかと思い、この価格差がＣＭや住宅展示場を展開できる企業の収益力なのかと感心したくらいです。
施主様のお一人と雑談している時に『大手ハウスメーカーさんの家なら断熱もしっかりしていてリフォームもしやすいのですか？』というご質問を頂きました。
それを聞いて、世間一般の方の認識はそうなのだとあらためて感じ、腑に落ちた気もしました。
と言うのもいまだに大手と言われるほとんどのハウスメーカーの基本的な断熱仕様はＺＥＨ基準（UA値0.6）程度ですが、これがいかにすごい基準かを営業ツールやトークを磨いて説明する事に躍起になっています。
私達のように断熱性能が高いのは当たり前でいかに快適で省エネに暮らせる家にするかを真剣に考えている会社の最低基準になりつつある断熱等級６（UA値0.46以下）の性能に達していなくても売れているのは、圧倒的な営業力の賜物である事が痛いほどわかりました。
少しでも騙される人が少なくなることを祈って、情報発信し続けていきたいと思います。
話が脱線してしまいましたが、Ｔ様には現場でお立会い頂いた時に
『すごい！感動しました』
『涙が出そうです』
『こんな家に住んで良いのかと思います』
『早く引っ越したい』
と心から喜んで頂けた様子を拝見して、現場での苦労が報われました。
Ｔ様邸も非常に難しい現場で、先日の神戸市垂水区のＹ様邸と現在建築中のＫA様邸と同時期でしたので、正直かなり大変でした。
そんな中、今回も大工さんを筆頭に職人さん達の協力のおかげで何とか無事にお引渡し出来た事は本当に感謝です。
まだ外構工事が少し残っていますが、これから新しい家で、快適に暮らして頂けることを願っています。