昨日は神戸市灘区のKR様邸で構造・断熱見学会を開催させて頂きました。
構造と断熱の施工状態がわかる
ちょうど良いタイミングで開催できました。
ご来場の方からは
具体的な内容のご質問がありましたが
なかなかこの段階で見学する機会はない為
何が違うのか説明をさせて頂きました。
どうしても断熱材や構造材など
使う材料に関心が寄りがちですが
実際にはどんな物を使っても
一長一短があります。
そのため何を使うかよりも
それぞれの特徴を理解して
正しい施工方法で
目指す性能を確保する為に
使う物を設計者が見極めて
提案することが大事です。
正しい施工方法についても
ポイントを説明しましたが
実際には細かく確認しないと
いけない事が何倍もありますので
現場管理者や設計者が
確認をする必要があります。
施主様にとっては
その体制があるかどうかを
見極めて頂くのが大事になります。
他にも耐震等級の話や
断熱等級の話など国の基準から
今後の施策なども資料でご覧頂きました。
特に断熱等級の話は
光熱費だけでなく
健康への影響や温度変化
体感の話など生活する上で
大きな影響がある事もお伝えしました。
ご来場の方はとても関心を持って
お聞き下さっていましたので
今後もこのような機会を設けて
いきたいと思います。
先日、外付加断熱の施工後
内壁の充填断熱も施工しました。
充填断熱には高性能グラスウールの
より密度の高いものを使用。
このように何も押さえていなくても
ずり落ちることもなく
完全に自立した状態です。
その上から防湿気密シートを
壁全面に貼っていきました。
この防湿気密シートを連続させる事で
しっかりとした気密性を確保し
湿気が壁の中に入らないようになります。
屋根や天井部分には
先日のセルロースファイバーを吹き込んだ後
防湿気密シートを貼っています。
家の中を防湿気密シートで
すっぽりと囲うことで
高い気密性を確保できます。
少し先で気密測定を行いますが
この段階でも現場確認を行う事で
数値がある程度わかります。
外部は雨の様子を見ながらですが
内部では床フローリングなどの
作業を進めていく予定です。