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オーク3層フローリングと気密測定

神戸市灘区のKR様邸では大工さんが内部の工事を進めています。

オーク3層フロア材

防湿気密シートを貼った後
床のオーク3層フローリングを
施工する準備です。
まずフロア材を梱包から出して
現場の温湿度環境に馴染ませて
木目や色味などを確認していきます。

オーク3層フローリング貼り

そのオークフローリングを
色目などを見ながら貼っていきます。

もちろん節が入っていたり
色むらもあるのは無垢材なので
当然ですが大きな空間には少し綺麗な
木目のものを使っていたりします。

フローリングの施工後は
すぐに養生を行うため
完成まで全体は見れませんが
いつも通り良い感じに仕上がりそうです。

気密測定

床フローリングの施工後
気密測定を行いました。

専用の機械を使って
室内の気圧を下げていき
その圧力差から家の中の
隙間の大きさを測定します。

気密測定結果

その結果ですが、C=0.4cm2/m2でした。
細かい数値では0.37ですが
隙間相当面積であるC値は
小数点2位を四捨五入しますので
0.4と言う結果になります。

ここ5年ほどの測定結果は
全て0.3前後となっていますので
安定の数値と言えます。
今回は壁のボードで防湿気密シートを
抑える前に測定を行っていますので
完成時にはもう少し
良くなるのではと思います。

いずれにしても弊社では
C値は0.6以下を基準値としていますので
十分な数値と言えます。
これくらいの数値であれば
経年で気密性能が下がっても
C値が1.0を超える心配も低いので
この数値を基準としています。

通気ラスと軒先換気材

外部では通気胴縁の上から
通気ラス(金網)の施工を行いました。

通気胴縁の間で暖められた
空気が上昇していき
屋根裏につながった空間を
さらに上って屋根の一番高い
棟部分から排出されるような
構造になっています。

さらに軒先部分の金網のような
換気部材からも空気が流入・排出されます。

これらは壁の中や屋根裏に
湿気が溜まらないようにする仕組みで
家を長持ちさせる為に大事な考え方です。

モルタル下塗り

通気ラスの上から左官屋さんが
モルタルの下塗りを行いました。

下塗りはわざと凸凹が
出るように塗っていますが
これは2回目のモルタルを
塗る際にくっつきやすくする為です。

モルタルの下塗り後
養生期間をしっかりと取ってから
2回目のモルタル塗りを行う予定です。