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中間検査と木製窓・樹脂窓

明石市のH様邸では構造金物の取り付けが終わり、瑕疵保険と中間検査を受けました。

瑕疵保険検査

中間検査では法律的なチェックを
瑕疵保険は構造金物や防水など
10年保証の内容を中心に検査してもらいました。
どちらも特に問題はありませんでした。

構造金物

検査では構造的に重要な金物や釘など
その太さや間隔、本数など細かく
チェックを行っています。

ホールダウン金物

特に大事なホールダウン金物は
取り付ける位置や
柱からの距離も大事です。

耐力壁

釘の間隔は壁の強度によって
変わるため、構造図通りに
細かく確認していきます。

私も確認を行いましたが
大きな問題はありませんでした。
それでもより安全をみて
金物を足してもらっています。

大工さんは構造金物が終わると
窓の取り付けを行いました。

木製窓

こちらは北欧で使われる
トリプルガラスの入った
高性能な木製窓です。

性能だけでなく木製ならではの
デザインも人気なのですが
コストがかなり掛かります。
そのため道路から正面に
ポイントで使っています。

樹脂窓

他の窓は全て樹脂窓になります。
防犯ガラスの入った窓以外は
全てトリプルガラスを使う事で
より高性能な窓構成です。

冬の日射取得を考えると
ペアガラスにした方が良いのですが
最近、ガラスの選択肢が増えた事で
トリプルガラスでも日射取得が
ある程度高くなりました。
それと年々、夏の暑さが
増している事から
窓の性能を高めて対策を行う方が
大事だと考えている為です。

それは断熱性能の計算だけでなく
省エネ計算を行った上で
さらに実測や体感など
現場の場数を踏むことで
わかってきた部分なので
UA値などで比較できる
ものではありません。

また換気や冷暖房といった
空調計画によっても
体感は変わるため
それらも含めた総合的な判断が
求められると考えています。

気候変動や建築の進化に対応できるように
研鑽を重ねていきたいと思います。