明石市のH様邸では大工さんの造作工事が進んでいます。
床にはオーク3層フローリングを貼りました。
無垢ならではの色ムラや節の入った床材は
目に優しく、家具やファブリックなども
合わせやすいのが良いです。
オークは広葉樹で少し堅い木なので
針葉樹のように柔らくないので
足触りや温かさは感じにくいです。
その反面、傷がつきにくく
動きにくいので、目地の隙間が出たり
反りにくいのが特徴です。
何でもそうですが
一長一短はあります。
少し前になりますが
屋根の吹込みセルロースファイバー断熱の後
気密シートを施工しました。
構造的な補強の意味もある
壁の下地ボードを先張りする部分もあり
少し気密施工が難しい部分でもあります。
気密シートの施工後に天井のボードを貼っています。
壁の下地補強など地味な作業が続きましたが
後の仕上げを行う為に大事な施工です。
壁の下地ボードを貼ってから
階段の下地を造作しています。
稲妻状に加工した下地材の
上に階段板を留めつけていきます。
この加工が出来るようになれば
一人前の大工さんと昔は言われていました。
今では工場でプレカットを行って
現場加工する事が減りましたが
少し複雑な階段は
やはり現場での加工が必要です。
気密処理も終わりましたので
気密測定を行いました。
専用の機械を使って
屋内の気圧を下げて
その圧力差の変化から
漏気量を測定します。
その測定結果ですが
相当隙間面積C=0.3cm2/m2と言う結果でした。
いつもながら安定の数値です。
それでも大工さんは悔しそうでしたが
気密性能としては十分な数値と言えます。
これから仕上げの造作工事も
本格化していきますので
大工さんとの打ち合わせも
綿密に行っています。