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神戸市垂水区A様邸の着工

ご紹介するのが大変遅くなりましたが、今月から神戸市垂水区のA様邸で新築工事が始まりました。

A様は1年近く前に土地探しの段階でご相談頂き、いくつかの候補地に対してアドバイスさせて頂いた中でこの土地に決められました。
一度はここに決めようと思われた別の土地が、仲介不動産業者の不適切な対応によって白紙になってしまうハプニングがあり、大変な思いをされた事と思います。
ですが、その後も諦めずに土地を探され、早い段階で新しい土地に巡り合われて、無事に契約と引渡しまで終えられました。

A様のご希望された建物は、断熱を重視したコンパクトな平屋で、暮らしやすい家という事でしたので、敷地を最大限有効に使いつつ、庭の緑も楽しめる快適な空間をご提案しました。
家に求める条件が明確だったので、プランから仕様の決定まで非常にスムーズに進んで、ご契約や申請も早いペースで行う事ができました。
性能面でも断熱等級7を満たす断熱性や許容応力度計算による耐震等級3を確保しながら、できる限り開放的なプランになっています。

内装デザインは、漆喰・無垢材・紙クロスなど身体に優しい自然素材をふんだんに用いて、明るい木の色を基調とした和と北欧のテイストが融合した「ジャパンディスタイル」。
無駄を省いたミニマルなデザインは、すっきりとしながらもどこか温かく、心安らぐ空間になると思うので今から完成がとても楽しみです。

既存ブロック

地盤調査の結果が思った以上に深い位置まで弱い地盤だった為、地盤改良工事に想定以上の費用が掛かってしまいましたが、工法を検討し直して少しでも抑えたご提案を行いました。
また、写真のお隣との境界ブロックがひび割れや波打っていて、危ない状態でしたので、撤去して敷地内に立て直す必要がありました。

境界ブロック積み完了

基礎工事の前に撤去と境界ブロックの工事を行うことで、後からに比べて作業手間が掛からず、費用や仕上がりも良い納め方に出来ました。

地盤改良着工前

基礎工事の準備を進めている間に、確認申請や長期優良住宅の申請を行い、どちらも下りてきた段階で地盤改良工事から着工しています。

写真は着工前の写真ですが、この地盤が高いため全体にすき取りを行って、設計上の地盤高さに調整を行っています。

現在、基礎工事も始まりましたが、また後日にご紹介したいと思います。