最近、点検などで施主様に会う機会が増えています。
そんな中、よく聞くのが『無垢材の床フローリングは気持ちが良いです。』
というご感想です。
特に梅雨の今の時期、裸足で歩くと最もその気持ち良さを感じて頂けます。
合板フローリングやシートを貼った床材のようにベタつく感じがなく、そんな床材では決して味わえない体感なのですが、実際に住んでみるか知り合いの方の家で裸足で歩いてみないとわからないのが難点です。
また、経年による変化も独特の風合いが出て、さらに愛着が増してきます。
10年以上経った施主様のお宅に伺うと落ち着いた色合いに変化して、年月を経たからこそ出る深みのようなものも感じます。
そんな無垢のフローリングですが、よくお手入れを気にされる方が多いです。
ただ、少なくとも10年以上、無垢のフローリングしか使わない弊社で施工させて頂いてきた中で、ほとんどの施主様がそれほどお手入れは気にされていないのです。
普段は掃除機をかけて、水気のものが付いたり汚れが目立てば、雑巾で拭く程度で、他の床材と何も変わらないのではないでしょうか?
逆にワックスなどで保護しなくても表面がはがれる心配もない為、水染みさえ気にならなければ、ワックスなども必要がありません。
何を隠そう、築6年以上になる自宅でもワックスなどはかけたことはありません。(ズボラなだけと言う話はさておき(笑))
さらに言うと脱衣室の床にも無垢材を使っています。
足ふきマットを極力、上げておくようにするだけで、特別なお手入れはほとんどしていません。
それでもやはり、欠点と言えば、収縮がある為、目地に隙間が出たりすることです。
これは幅広のフローリングを使えば、特に顕著に出ることがあります。
その為、最近ではそんな問題が出にくい床材をご提案することが増えました。
それでも、やはり幅広の魅力もある為、事前にご説明をした上で、採用されることもあります。
事務所のヘリンボーンのフローリングも完成時より落ち着いた雰囲気になってきました。
気持ちの良い肌触りや普段見るだけで心地よい気持ちになれる無垢のフローリング。
そんな床材もちょっとした心がけできれいに保つことができます。
どちらを選ぶかで、日々の暮らしが変わるかもしれませんね。