神戸市のSi様邸では壁紙も貼り終わり、照明やトイレなどの器具付けを行っています。
壁紙には紙クロスを使用していますが、紙に木のチップをすき込んだもので、独特の風合いがあります。
本来はこの上から塗装をして仕上げるのですが、そのまま素地での仕上げとしています。
これはコストを抑える為と将来、施主様ご自身で塗装して頂ける為でもあります。
Si様はとても器用な方で、DIYで棚や収納なども作られます。
それもあって、内部では造作収納や棚などはほとんど製作していません。
お住まいになられてからゆっくりと手を加えて、自分達が使いやすいように仕上げていくというのも家づくりの一つの楽しみになると思います。
そんな家づくりのご提案もできればという事でSi様邸では新しい取り組みをさせて頂きました。
その一つがこの壁紙であり、天井までの高さがある木の建具でもあります。
内装工事もほぼ終わり、電気屋さんが照明器具やスイッチ、コンセントなどの器具を付けています。
写真では分電盤(電気ブレーカー)部分の施工をしていますが、配線の数は多いですが、1本1本間違えないように接続を行っています。
設備屋さんはトイレや洗面ボウルや水栓などの器具を取り付けています。
メーカーのシステム品(キッチンや洗面台)を取り付けるのは比較的簡単ですが、水栓やボウルを組合せて取り付ける場合、難易度が上がります。
その為、打合せや事前の確認が必要で手間が掛かりますが、システム品にはない仕上がりになります。
それぞれの職人さんがプロとしての仕事をしてくれることで家ができる事をあらためて感じる今日この頃です。