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通気工法

先週の大雨の影響とこの暑さで被災地では大変なご苦労をされているようです。
私も数年間ですが、東広島に住んでいたことがあり、他の被災地も含めて大変な状況を聞くに連れ、心苦しい限りです。
何もできない歯がゆさがありますが、少しでも早い復旧をお祈り致します。

西宮市のSR様邸では外部の作業が進んでいます。
防水シートを貼り終えて、通気胴縁を施工しました。

通気胴縁

防水シートの上から通気胴縁と呼ばれる木の桟を取り付けることで桟の間で暖められた空気が上昇していき、屋根裏まで達します。

軒裏換気

その空気の流れを妨げないように軒の下地を組んで、さらに軒裏の換気を行う為に、換気部材を施工しています。
わかり難いですが、壁際の黒く見える部分がその換気材です。

防虫網S

土台の水切りの上には空気の入口となるように空間を空けて、モルタルを止める為の下端定規と呼ばれる部材と通気胴縁の下には虫が入らないように防虫網を取り付けています。
非常に地味でわかり難いですが、手を抜いていても表面上はわかりにくいですが、性能や耐久性などに大きな影響がでる重要な部分になります。
それは他の業種、例えば料理や車、電化製品など多くの分野で共通することかもしれません。

通気笠木

空気の流れを止めない為に、バルコニーの笠木にも通気が取れる工夫を行っています。

内部では給水や給湯、排水の配管と電気の配線を行っています。

来週には軒天などの外部の作業も終えて、断熱材の施工を行う予定です。