今日は神戸市垂水区のA様邸で上棟でした。
配管工事のあと、大工さんが土台を敷いていきました。
さらに床の下地板を貼ったあと、上棟時の材木の搬入を行いました。
A様邸の土地は進入路が狭く、急な坂道がある上にレッカーを停めて作業をするスペースがない為、材料の搬入に事前確認を何度か行っていました。
その甲斐あって、できる限り大きな運搬車両でスムーズに柱や梁などの構造材を搬入することができました。
思った以上にスムーズで人手もあったので、2階の床梁も先に組むことができました。
手前の大きな梁は重量が80kg程度あり、人数がいないとこの高さまで担ぎ上げることができません。
それでも大工さん達は予定よりも進めて組み終えてくれました。
土台もそうですが、2階の床組みも綺麗な井桁を組んだ上に下地板を貼っていきます。
1階の中から見ると梁が綺麗に組まれているのがよくわかります。
2階の床下地を貼って、足場を作ると2階の柱を立てて、小屋組と呼ばれる屋根を支える為の梁を組んでいきます。
2階の床に比べると梁は小さく、重量は軽くなりますが、今度は高さがある為、慣れていないと怖くて作業ができません。
大工さん達は慣れた手つきで順番に組んでいき、小屋組みも完了です。
火打ちや金物でしっかりと固めて、屋根を支える下地を組んでいきます。
屋根を支える下地で最も高くにある水平方向の材木の事を棟木と言いますが、棟木も無事に納めることが出来、屋根の下地となる桟(垂木)を取り付けています。
垂木の上から野地板を貼っていき、最後は屋根屋さんも駆けつけて、屋根の防水シートを貼り終えてくれました。
レッカーがない為、ここまで2日以上掛かりましたが、無事に上棟することができました。
何より、この一週間は雨が降ることもなく、この時期にしては奇跡と言えるかもしれません。
もちろん、大工さん達の頑張りがあってこそですが、夏の猛暑になる前で、高台にある為、風も吹き抜ける環境も一助となったと思います。
今日の夕方にはA様もお越し下さり、上棟式を執り行わせて頂きました。
上棟式のご挨拶の中でA様に
『デザインもありますが、それ以上に現場でしっかりと丁寧に造られているので、頼みたいと思いました。』と言った趣旨のことをおっしゃって頂けたのが、とても嬉しかったです。
A様にはいろいろとお気遣い頂き、本当にありがとうございました。
これからも良い家になるように職人さん達と力を合わせていきますので、今後ともよろしくお願い致します。