神戸市西区のI様邸ではクロス屋さんが壁紙を貼り終えました。
まず、クロスを貼る前にボードの継ぎ目やビスの頭をパテで埋めて、平らにしていきます。
このパテ処理は一回ではなく、2度・3度とパテを埋めてはサンドペーパーでこする作業を繰り返します。
ビニールクロスの場合、このパテ処理が少し粗くてもビニールクロス自体の厚みがある程度あれば、仕上げにはそれほど影響がでません。
しかし紙クロスの場合、下地処理が粗いと仕上げに出てしまう為、クロス屋さんの腕の差が出ます。
それでも紙クロスはビニールクロスのようにめくれてくることがなく、上から何度も塗装が出来る為、貼り替える必要がありません。
一面だけ色を変えて塗装をしたり将来、汚れが目立ってきたら塗装をご家族で行うこともできます。
そんな紙クロスを貼ることが出来るのもクロス屋さんが丁寧に仕事をしてくれるからです。
正直なところ、金額だけなら安く仕事をしてくれるクロス屋さんもいますが、それなりの仕事になってしまいます。
やはり、品質は価格に見合ったものになってしまうのは住宅だけでなく、特にモノづくりの世界では一般に言えるのではないでしょうか?
入念な下地処理の後、紙クロスを貼っていますが、細かい部分も難なく施工を行っています。
白いクロスが貼られると部屋も明るくなり、反射光の効果を実感できる瞬間でもあります。
紙クロスも今日で貼り終わり、後ろから塗装屋さんがクロスの上から塗装をする為に養生を行っています。
外部では足場も外れて、外観があらわれました。
こちらは道路の反対側になりますが、この掃き出し窓と勝手口ドアの前にはウッドデッキが出来て、洗濯物干しスペースにもなる予定です。