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気密測定と吹込み断熱

明石市のN様邸では付加断熱や天井吹込み断熱の施工が終わりました。

内付加断熱

壁には室内側に50mmの高性能グラスウール断熱材を付加しており、壁の断熱厚みは155mmになります。
通常の壁厚105mmの断熱に比べて、1.5倍近くの性能になる割にコストアップは最小限に抑えることができるのがメリットです。
ただ室内側が少し狭くなる為、設計上の工夫が必要なので、安易に取り入れるのは危険です。

天井吹込み断熱

天井にはグラスウールの吹込み断熱を施工していますが、厚みは350mmの設定で実際には400mm近くの厚みを確保しています。
これは吹込み断熱の性質上、どうしても沈下が起きる為、1割ほど余裕のある厚みを施工している為です。

気密測定

断熱施工が終わった段階で、気密測定も行いました。
N様邸も下屋が大きく勾配天井もあるので、気密ラインが複雑になり、施工的には難しいので、実際の測定を行っておく必要があると考えた為です。

気密測定結果

その結果、少し見えにくいですが、C値は0.3cm/m2という事でかなり良い数値がでました。
これくらいの結果であれば、24時間換気も計画通りに行えますし、断熱性能も十分に発揮されます。
いつもながら大工さんを始め、職人さん達の丁寧な施工に感謝です。

スケルトン階段造作

大工さんの作業は順調に進んでいて、スケルトン階段の造作も終わりました。
完全にスケルトンと言う訳ではない為、階段の割り付けが少し難しかったですが、大工さんが綺麗に納めてくれています。
手摺も無垢材を使って造作しますが、後日に材料が入ってからの施工となります。

GWは新型コロナウイルスの影響もあり、いつも以上にお休みが長い業者さんも多い為、材料の納期も長く掛かるものがあります。
現場でも少し工期に余裕をみて、出来る限り職人さん達が重ならないように手配を行うようにしています。

現場も大忙しですが、おかげ様で、ご計画中の方やプラン提案までにお時間を頂いている方などが今までで最も多い状況です。
私も健康に気を付けながら、出来る限り頑張っていきたいと思いますが、かなりお待ち頂いている方もあって、恐縮に感じています。
施工のタイミングを考えながら、順番に対応させて頂きますので、どうぞよろしくお願い致します。

現場は明日よりお休みとなり、お打ち合わせも今日で一区切りとなりました。
何とか連休の間に現場や打ち合わせの準備を整えていきたいと思います。
STAY HOME週間ですので、皆さまも家での時間を楽しんで頂き、良いお休みをお過ごし下さい。