神戸市西区のI様邸では外構工事があと少しとなりました。
既存のコンクリート擁壁に負担が掛からないようにする為と新しく積むブロックの基礎として、CP型枠擁壁を施工しました。
この距離が長く建物との関係や職人さんの人員もあり、施工に1ヵ月以上を要する難工事でした。
ただ、ここまでしっかりと補強を行うことで将来の不安が解消できたのは結果的に良かったと思います。
その後、ダイニングからつながるウッドデッキを施工しました。
I様邸でも堅く重いハードウッドを使っている為、メンテナンスしなくても数十年は使えます。
屋根の掛かっている部分を物干しスペースとして活用できます。
また、このウッドデッキの下は外の物を置くことができ、半分収納としても利用が可能ですが、屋根が掛かっていない部分は濡れてしまうので注意が必要です。
I様邸では道路後退があり、後退ラインに縁石を入れる必要がありました。
広いガレージスペースには防草シートを敷いた上に砕石で仕上げています。
これは里山住宅博モデルでも使用しており、コストを抑えながら雰囲気よく仕上がります。
長いアプローチ部分はコンクリート平板と門柱からのアンティークレンガ仕上げとしています。
落下防止を兼ねた塀には板を使っていますが、その前に板を塗装しています。
その数100枚を超える為、2人掛かりでの作業です。
その板を柱に編むように組んで留めていくと長さがよく分かる圧巻の仕上がりに。
この板塀は汎用材を使用しており、ビス留め部分も最小限で済むので、初期コストを抑えるだけでなく、将来、傷んだ板だけを簡単に交換することができます。
コストを抑えながらもナチュラルな雰囲気を楽しんで頂ける仕上がりになりました。
この板塀は以前に神奈川の工務店(北村建築工房)さんを訪問した際に知った方法で、コストパフォーマンスとメンテナンス性が素晴らしい為、提案させて頂いてます。
外構工事もあとはポストや照明などの取付けと植栽を残すだけとなりました。