明石市のN様邸では内装工事が進んでいます。
キッチンの前壁にはボーダータイルを張っています。
キッチン前壁のタイルは汚れを気にされる方も多いですが、目地材で汚れにくい物もあり、10年以上経った施主様宅に伺っても意外と汚れていないです。
もちろん施主様がお手入れをされているのもありますが、話しを伺うとそれほど気を使って掃除をしている訳ではないとおっしゃいます。
油物を頻繁にするかしないかなどによっても違うとは思いますが、キッチンパネルでも掃除は必要なことを考えると普段のちょっとしたお手入れで綺麗に保つことは可能だと思います。
ダイニングにあるデスクコーナーの前壁にはレンガを張っています。
これもレンガ特有の質感があって、実物を見ないとわからないと思いますが、目地で凹凸があり、レンガ自体にも小さな穴や石が焼き物らしい風合いです。
ビニールクロスでもレンガ調のものがありますが、これも・・(先日の板張りと同じです。)
古美術商は本物だけを見続けることで真贋を見極める目を養うといった話を聞いたことがあります。
本物に囲まれた生活と偽物を見て暮らすのでは情緒の面でも違いが出るのではと感じるのは私も年を重ねたからでしょうか(笑)
リビングダイニングの壁には左官屋さんが漆喰を塗っています。
ヨーロッパの漆喰ですので、材料が一時ストップしましたが、その前に注文してストックしていた為、問題ありませんでした。
この漆喰は樹脂などは含まない為、全くと言って良いほど、臭いがしません。
そのぶん塗るには左官屋さんの腕が必要ですが、熟練の職人さんは慣れた手つきでみるみる仕上げていきます。
こちらはオーク材を使った天井の高さまであるハイドアです。
取り付けに先立って、オイル塗装を施しましたが、非常に良いです。
木目の入り方やすっきりとした加工などデザイン的にも仕上がりが楽しみが増えました。
現場は建具の取付けや大工さんの木製スリットの施工を行って、照明や設備の器具付けを行う予定です。