神戸市北区のIY様邸では地盤改良工事を行った後、基礎工事を進めています。
地盤調査の結果、擁壁側の地盤が少し弱く、地盤改良が必要になりました。
とは言っても比較的浅い位置に固い地層があり、地盤改良のコストもそれほど掛かりませんでした。
ドリルのような物がついた機械で穴を開けて、その部分に固化材を混ぜて固い円柱状の杭を作っていきます。
地盤の固い層まで杭を届かせることで建物の基礎が沈まないようにしっかりと支えます。
地盤改良工事の後、杭が固まるように養生してから基礎の掘り方を行いました。
基礎の外周部は深くなる為、掘る深さも違いますが、地盤改良杭を傷つけないように慎重に掘り進めていきます。
そのあと締め固めて、砕石を敷き均して、さらに締め固めてから防湿シートを敷いた上に捨てコンクリートを施工しました。
捨てコンクリートに基礎の位置を正確に墨をつけて、鉄筋の位置や型枠を立てる印とします。
墨の印に従って、鉄筋を組んでいくことを配筋と呼びますが、配筋が完了した時点で配筋検査を行いました。
私達も検査を行いますが、第三者の方にも検査して頂き、無事合格でした。
それでも私達の検査で細かい部分の指摘を行って、基礎屋さんにはその場で直してもらいました。
天気が悪い日が多かったですが、ここまでは比較的天気の影響が少ない為、予定通り進んでいます。
明日以降、土間のコンクリートなど雨を避けたい工程がある為、天気を見ながらの工事になります。
そろそろ梅雨も明けそうですので、何とか工程通りに進めていきたいです。