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外付加断熱と制振ダンパー

稲美町のT様邸では雨の合間に外の作業を進めています。

外付加断熱

外側に付加断熱として高性能な断熱材を施工しています。
外張り断熱として、この断熱施工だけでもこの地域の最高レベルの省エネ等級4を確保できるくらいです。
さらに柱の間に高性能グラスウールの断熱材を施工することで北海道の省エネ等級4以上で、Q値が1.05と言う高性能な家になります。

桟を間に挟むこの方法は新住協の鎌田先生に教えて頂いた方法で、外壁の重い左官塗り仕上げと相性が良い為、採用しています。
外張り断熱の弱点である断熱材を留めるビスの曲りによる外壁がずり落ちる問題も心配ありません。

外付加断熱養生

ただ、外張り断熱材を施工するのに時間が掛かり、途中で雨が降る事もある為、断熱施工が終わったところからシートの養生が必要なのは手間です。

外壁防水シート

それでも天気を見ながら作業を進めて、防水シートを貼り終えることが出来ました。
これで雨の心配もなくなり、外部もですが、内部の作業も進めることが出来ます。

制振ダンパー

内部では制振ダンパーの取付けも終わっています。
あくまで耐震上は耐力壁や水平構面といった壁や床の強度をしっかりと確保することが大事です。
耐震の性能である耐震等級3を確保した上で、さらに長期に渡る繰り返しの揺れへの対策として、制振ダンパーは有効な方法であると思います。
ただ、制振ダンパーであれば何でも良いかと言うと実際には小さい揺れに反応しなかったり、耐久性に不安があったりなどその効果が怪しい物もあります。
いろいろと検討した中でお薦めできる物を採用していますが、繰り返しになりますが、まずは耐震性能をしっかりと確保することが前提です。
その上でより安心感を求める方に採用頂くというスタンスで現在のところは行っています。

電気配線

電気屋さんや設備屋さんが配線や配管を行っています。
電気配線は昔に比べると相当増えていて、電気屋さんは大変になっていますが、間違いの無いように確認しながら進めてくれてます。

内部では大工さんが壁の充填断熱などの作業をおこなっています。