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勾配天井の板張りと造作収納

稲美町のTS様邸では大工さんの造作工事が進んでいます。

天井板張り

ダイニングは勾配天井となっていますが、その仕上げを無垢材を使った板張り仕上げとしています。
この板材は以前、神戸市西区のI様邸でも使っていますが、表面に半円状の加工が施されていて、柔らかく上質な雰囲気に仕上がります。
縦方向に継ぎ目がなくて、横方向の継ぎ目ががわからない仕上げ材は中々ないのとコスト的にも何とかご提案できる素材です。
この継ぎ目があるかないかで空間全体に与える印象を変える為、慎重に素材を選んでいます。

階段造作

階段の造作も終わり、2階への上り下りが楽になりました。
階段もタモの無垢材(厳密には幅ハギ材)を使っていて、大工さんが現場で加工を行っています。
階段下の利用が少し複雑で、出来る限り有効に使えるように現場での打合せも行ってきました。

壁下地補強

壁の下地部分に補強材を入れています。
収納の棚やレールなどの取付けや手摺などの取付け位置の下地を補強しておくことでしっかりと留めることができます。
地味な作業ですが、後で困らないようにこの段階での確認が大事です。

キッチン背面造作収納

順番に造作収納も施工しています。
こちらはキッチンの背面に造り付けのカウンター収納とデスクコーナーをつなげた計画ですが、出幅や壁までぴったりとした収納は造作ならではの納まりです。
天板部分には無垢オークの幅ハギ材を使うことで、床のオーク材と一体感のある仕上がりに。

下地ボード

並行して天井や壁の下地となるプラスターボードを貼っています。
他にもドアや引き戸の枠や窓枠などの施工も行っていて、大工さんの作業もいよいよ大詰めを迎えました。
仕上げの出来栄えに直結する造作は細かい作業と現場での打合せを重ねながら進めています。