稲美町のTS様邸では大工さんの造作工事も大詰めです。
建具の枠なども加工と取り付けを行っていますが、こちらはリビングに施工したガラス枠になります。
室内窓として木の雰囲気を生かした窓を計画していますが、このガラス枠があることで向こう側に光を届けることができます。
室内窓の向こう側には造作の洗面化粧台があり、この洗面化粧台は窓に面していない為、少しでも光を届けるのと、デザイン的にもインテリアのアクセントになります。
この洗面化粧台にはすでに人造大理石のカウンターが設置されていて、これから扉を造作して取り付ける予定です。
玄関からすぐに手を洗うことができるように洗面台はホール部分に設置しています。
2階の吹抜けに面した壁にも室内窓を設けています。
こちらは格子の入った引戸で計画していますが、空間をつなげる意味と吹抜けの窓を掃除することができます。
このような室内窓はただ空間をつなげたり、光を届けたりといった実用的な面だけでなく、デザイン的な要素や普段見る景色と言った情緒面でも効果があるのではと思います。
室内窓を見る事で少しでも嬉しい気持ちになることが出来れば、それだけでも生活に潤いが生まれるのではないでしょうか?
外部ではシラス壁の仕上げ塗りを行っています。
塗りつけた後に表面を荒らすことで味のある表情に仕上がります。
この時期は乾燥が早く、仕上げるタイミングが難しいですが、左官屋さんが丁寧に仕上げています。
来週には雨樋の取付けなどの作業を行い、足場を外す予定です。