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伊丹市MH様邸の上棟

昨日と今日で伊丹市のMH様邸の棟上げを行いました。

土台敷き

配管工事の後、大工さんが土台を敷きました。
桧の土台を基礎に緊結していき、最終的に井桁に組んでいきました。

木材養生

床の下地ができてから1階の柱などの木材を搬入して、シートで養生を行っていました。
この後、外部の足場を組んで、上棟準備は万全でした。
当初の予定では先週に棟上げを行う予定でしたが、予定日は雨とその後も台風の恐れがある為、延期になりました。

上棟1

木材の運送などの調整で昨日が棟上げになりましたが、10月らしい気候で快晴の中、行うことができました。
この写真を見て、お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、MH様邸ではレッカー車での荷揚げが難しい為、大工さん達が手で木材を揚げる作業となりました。
2階の床梁は大きなサイズで重たい物は80kgほどある為、4人以上で持ち上げて柱や梁の仕口に納めていく必要があります。

上棟3

そんな重たい梁も快調に組んでいき、早々に2階の床梁が組み終わりました。

上棟4

2階の床下地板を貼ってから、2階の柱を立てていき、天井を支える小屋組みを行っていきます。

上棟5

小屋梁は2階の床梁ほどではありませんが、少し大きな梁もあり、こちらも3人掛かりで組んでいきます。

上棟6

小屋の梁を組み終えると火打ちと呼ばれる水平力に対抗するための斜材を入れて、金物で留めていきます。

上棟7

その後、屋根を支える小屋束や母屋を納めていき、棟木も無事に納めることができました。

上棟8

小屋束や母屋に雲筋違いと呼ばれる斜め材を打ち付けて、屋根の振れ止めとして設置したり、金物を取り付けて、しっかりと留めていくことで、建物が揺れるのを防ぎます。

屋根垂木

ここからは2日目になりますが、屋根下地の骨組みとなる垂木を留めていきましたが、この状態を見ることは一瞬しかできません。
この瞬間の木組みはいつ見ても美しく感じます。

野地板貼り

垂木の上に野地板と呼ばれる下地板を貼っていきました。

屋根ルーフィング

さらにこの上から防水シートであるルーフィングを貼ることで、屋根からの雨は心配なくなりました。

外部養生

最後はシートで養生して、作業も完了です。

大工さん達には手揚げで大変だったとは思いますが、無事に作業を行ってくれた事に心から感謝です。
いつもながら手際の良い作業には見入ってしまいます。

また、昨日はMH様ご夫婦にお越し頂き、特に奥様が楽しそうにご覧になられていたのが印象的でした。
MH様、上棟おめでとうございます!
これからは徐々にですが、作業も進んでいきますので、その過程もお楽しみ頂ければと思います。