神戸市西区のS様邸で先日、気密測定を行いました。
専用の測定器を使い室内の空気を外に出して気圧を下げ、内外の圧力差と通気量から家の隙間面積を求めています。
その測定結果がですが、C=0.3cm2/m2という数値が出ました。
数値が小さいほど隙間が少なく、気密性が高い家ということになります。
最近では安定してC値0.3が出ていますが、あくまで1.0以下を必達で施工基準を定めています。
もちろん数値がよければ、それに越したことはないのですが、これもコストとのバランスですので、慣れた職人さん達がポイントを抑えた施工を行うことで実現しているのが現状です。
キッチン対面側と側面の壁に無垢のオーク羽目板材を貼っています。
やはり無垢材ならではの質感と木目、節のない上質な仕上げはそれだけでインテリアのアクセントになります。
ダイニングの横に設けたデスクコーナー兼収納スペースには上部に木製造作棚を施工しました。
タモの無垢幅ハギ材をフレームに使い、こちらも上質な仕上がりです。
幕板や照明器具も計画していて、デスクコーナーとしての機能性も考慮して、使い勝手とデザインを両立する為の工夫も行っています。
2階の吹き抜けに面する部屋には室内窓を計画していますが、この窓枠にも無垢のタモ材を使用。
木を活かした空間は人を和ませる要素もあると常々、考えている為、積極的に本物の木を使った計画をご提案しています。
内部の造作もあと少しとなり、来週には内装工事が始まる予定です。