淡路市のKA様邸では建築工事がほぼ終わりました。
玄関の土間には天然石の風合いを持ったタイルを使用しています。
濃い色目ですが、自然な柄が入る事で汚れが目立ちにくく上品な雰囲気を醸し出しています。そして玄関収納の扉にはオリーブブラウンの塗装を施すことで落ち着いたイメージのエントランスに仕上がりました。
造作キッチンも扉や枠に塗装を行いました。
写真に撮ると黒に見えますが、シックなイメージにぴったりのダークグレーで塗装を施しています。
色の選択は非常に難しく、現場の光の入り方や全体のバランスを考えて、実際に塗った時に違和感がでないよう、細かなイメージ調整をしながらご提案させて頂いています。
キッチンの腰壁部分にはブラックウォルナットの無垢材を貼りました。
床のチーク材と同じくとても希少な木材で家具に使われるような品質の良い材を使用しましたが、空間のアクセントとなる上質な仕上がりに思わず頬も緩みます。
玄関ポーチ部分は建物の一部を窪ませて奥行を持たせて雨除けと荷物置き場にもなるように計画しています。
ウエスタンレッドシダーの無垢板張りとチークの板を使った玄関ドア、耐久性のあるアイアンウッドと呼ばれる木材を使用した手摺、このように材種は違っても色目の合う仕上がりに。
木材の選択は木目や色、耐久性や堅さ等いろんな要素を考慮した上で行う必要があり、経験や知識が問われます。
写真ではこの玄関ポーチの雰囲気や特に無垢材や漆喰などの質感のある仕上がりは伝わらないと思います。
ですので、できる限り実際の仕上がりをご覧頂きたいと言う事で今回もKA様にご快諾頂き、完成内覧会を開催させて頂きます。
ウッドショックなどの影響もあり、KA様邸の完成内覧会が年内最後のイベントとなりますので、ご興味をお持ちの方はぜひ、この機会にお越し下さい。