神戸市灘区のM様邸では大工さんの造作工事が進んでいます。
階段の造作が終わり、2階への上り下りがしやすくなりました。
無垢材を使った階段材を現場で大工さんが加工する為、調整することもできます。
設計で2階までの高さを抑えて、1段の高さを低く、階段板の奥行を広くすることでゆったりとした上るのが楽な階段になっています。
階段を上った2階のホールは少しゆったりとしたスペースにデスクコーナーを設け、吹き抜けに面した部分の木製スリット手摺を造作しました。
こちらも無垢材を使った装飾のある手摺ですが、ウッドショックの影響でコストアップと入手がしにくい状況が続いています。
それでもデザイン性や光の透過、空気循環を考えて出来る限り良い物を使っています。
特に2階のホールには冷房用のエアコンを設置していますが、1階まで冷やすのにとても有効です。
大工さんの腕も必要になる為、難易度の高い仕上げですが空間の印象は大きく変わるのではないでしょうか。
壁や天井の下地ボードや収納などの造作も順番に施工しています。
外部では2週間ほど前に1回目のモルタルを塗り終えて、2回目のモルタルを塗る準備をしています。
ちょうど玄関前にあって残す事が出来た梅の木は満開の花を咲かせていて、現場を華やかな気分にさせてくれています。
来年からは玄関の扉を開けると目に飛び込んでM様ご家族を楽しませてくれると思います。
日ごろの暮らしを豊かにしてくれるものは大事に残したいものです。