神戸市西区のT様邸では中間検査が終わり、外付加断熱の施工をしています。
中間検査とは別に瑕疵保険の検査もして頂きましたが、金物が1ヵ所間違っていると指摘を頂き、その場で修正しました。
大工さんには間違いのないように確認して取り付けてもらっていますが、何百という金物がある為、中には見落としや勘違いもあります。
ただ、それを見落とさないように2重3重のチェックを行うことでミスを無くすようにしています。
筋違と呼ばれる斜めの部材や金物など、わかりやすい物はもちろん、釘やビスの太さや間隔、本数など細かくチェックを行います。
それが終わって初めて次の工程に進むことが出来ます。
この段階で制振ダンパーの取付けも行いました。
制振ダンパーはあくまで補助的な意味で施工しますが、揺れを抑える役割と繰り返しの揺れに対して構造耐力を確保する目的があります。
ただ、制振ダンパーにもいろいろと種類があり、小さい揺れでも効果を発揮する物を厳選してお薦めしています。
構造金物と合わせて、樹脂サッシの取付けも行いました。
定番の樹脂サッシですが、取り付ける面によってペアガラスとトリプルガラスを使い分けます。
これは日射取得と日射遮蔽の意味合いがあり、特に温暖な地域では断熱性能を高めるだけでは快適になるとは限りませんので、注意が必要です。
検査が終わると外部の作業を先行して進めています。
T様邸では外付加断熱を行い、より断熱性能を高めていますが、隣地境界線からの壁面後退という制約がある為、厚みを抑える必要があります。
そこで、薄くても断熱性能の高いフェノールフォーム断熱を使用し、また外壁の仕上げをしっかりと留める為に間に桟を施工しています。
屋根にはガルバリウム鋼板に改良を加えてより耐久性を増したSGL鋼板を葺きました。
ダークブルーの屋根は落ち着いた中にも特徴のある雰囲気に仕上がっています。
現場では外部の防水シートの施工も続けて行っています。