神戸市西区のT様邸では大工さんの造作工事が本格化しています。
階段の造作も終わり、2階への上り下りが簡単に出来るようになりました。
階段材には無垢の幅ハギ材を使用することで表面が剥がれる心配もありません。
写真右側の印を付けている部分は窓がありますが、石膏ボードを全体に貼った後でくり抜きます。
これは窓周りに出やすい、ひび割れを防ぐための施工になります。
2階から壁下地の石膏ボードや窓枠の施工を行い、建具の木枠も施工しています。
その状況で気密測定を行いました。
この機械を使って建物内の空気を外に出し、気圧の差を測って建物内にどの程度隙間があるかを計算します。
床面積に対する隙間を相当隙間面積C値で表し、0に近いほど隙間が少なく高気密と言えます。
測定結果はC=0.2cm2/m2と言う事で今回も安定の結果となりました。
正確には0.19でしたので、これ以上の数値を出すのは手間とコストを考えるとあまり意味がないと考えています。
また先日の構造・断熱見学会で気密の説明をさせて頂いた時に『0.3程度はまず出ると思います』と発言していましたが、それが実証された瞬間でもありました。
2020年から全棟で気密測定を行ってきましたが、その全ての家でC値は0.1から0.3と言う結果を出しています。
そんな裏付けもあり、途中の施工状況を見ているとこの程度は出る確証が持てる為、お伝えしました。
外部では2回目のモルタルも塗り終わりました。
写真も白い部分はグラスファイバーメッシュを伏せ込んでいるところです。
割れ防止の為にしっかりとモルタル全面に入れていますが、この上からもう一度シゴキと呼ばれる薄塗り材で平滑に仕上げていきます。
外部は養生期間をとった後、仕上げを行っていく予定です。