神戸市北区のF様邸では大工さんの造作工事が本格化しています。
床にはオークの3層フローリングを施工していますが、いつも通り節が少なく木目と色ムラが綺麗な材を使用しています。
3層フローリングは無垢材を木の繊維方向を変えて3枚重ねた床材で、木の収縮が少なく、反りや継ぎ目の隙間が出にくいのが特徴です。
すでに養生して見れないですが、最後のハウスクリーニング時に全体の仕上がりを見るのが楽しみです。
天井や屋根部分に吹込み断熱の施工を行いました。
天井の大部分は上から吹き込んで施工できますが、屋根や一部の天井は下からの吹込み施工になる為、厚みをしっかりと確認しながらの施工してもらっています。
これで全体の断熱が完了しましたが、現場で作業する大工さんもですが、いろんな現場に搬入している材木屋さんがこの家に入ってきた瞬間『涼しい!』って言っていたそうです。
当然、冷房をしないと涼しくはならないのですが、日射遮蔽された家でしっかりと断熱されると外よりも涼しく感じるのは現場に行っているからこその実感です。
天井の吹込み断熱が終わると天井下地の石膏ボードを貼り、壁も続けて石膏ボードを貼っていきます。
石膏ボードが貼られると部屋の形が一気に出来上がる感じがしますが、細かい造作の仕事がある為、まだまだ時間は掛かり、ここからが大工さんの腕の見せ所でもあります。
外部では通気胴縁の上から通気ラス(金網)を施工しました。
ZAM鋼板という特殊な加工を施した鋼板で出来た金網を使用していて、非常に耐候性が高いので壁の強度を長い期間、保つことができます。
ラスの上から1回目のモルタル塗りを行いました。
表面をわざと粗くすることで2回目のモルタルとの接着性を高めます。
この後、しっかりと養生期間を空けてから2回目のモルタル塗り、シゴキ塗りと作業を進めていく予定です。