神戸市西区のT様邸では建物の工事がほぼ終わりました。
造作洗面化粧台の前壁に天然石モザイクを張りました。
グリーンの色ムラのある天然石モザイクは弊社の事務所でトイレの手洗い部分に使用していますが、全体のバランスを考えてT様邸でもご提案させて頂きました。
前回紹介した木製洗面化粧台の状態から塗装を施し、天然石モザイクを張って洗面の水栓や照明、タオル掛けなどを取り付けて完成するとこんな感じです。
洗面化粧台の扉を薄めのグリーン色で塗装を施していますので、天然石モザイクとの相性も抜群で全体に落ち着いた印象に仕上がりました。
玄関入ってすぐの玄関クロークへの入り口は木製のR枠を施工して、リビングへのガラス入り引き戸と同じグリーン色で塗装を施しました。
キッチンや洗面化粧台、建具などを全て同じ色で仕上げることが出来るのも木の下地にしているからこそです。
シート仕上げの物では塗装は難しいので、統一感のある空間にする為にも木を使うことは大事だと考えています。
またR枠の部分にはロールスクリーンを付けて来客時の目隠しとする予定です。
2階のホール部分の木製カウンターとスリット手摺も自然オイル塗装を施したことで、深みのある木の色合いになりました。 木製ドアや造作本棚なども木の仕上げを活かした塗装でまとめています。
照明器具や換気、設備器具の取付けを終えてから床の養生を外しましたが、オーク材の色が他の木仕上げと馴染んでいます。
ハウスクリーニングを行った後、完了検査も受けて問題なく合格でした。
続けて、外部の工事も進めており、リビングの外には濡れ縁を施工しました。
アイアンウッドと呼ばれる非常に堅く、重たい木を使用していますが、雨ざらし状態でも数十年は持つ木で希少な材木です。
濡れ縁の前は土を盛って植栽などを施すことで、リビングからの目線に近いところに緑が見えることになります。
外構屋さんがそんな計画を行ってくれていますので、完成が楽しみです。
外構工事も進んでいて、形が徐々に出来てきました。
ただ天候に左右される工事なので、ここのところの雨でなかなか進んでいませんが、しっかりとした外構計画で外観のイメージや建物内から見た景色も大きく変わる予定です。