神戸市東灘区のMS様邸では今週から建物の解体工事が始まる予定です。
それと並行して建築確認申請や長期優良住宅の申請を進めています。
10月からこの長期優良住宅の認定基準が一部変更されます。
国の補助金申請の条件により、新しい基準で申請を行う為、早めに適合証を受けて、10月に入りしだい認定申請を行う予定です。
新築一戸建てで大きく基準が変わるのが、耐震基準と省エネ基準、土砂災害特別警戒区域など自然災害のリスクが特に高い地域で認定が受けれなくなる点です。
耐震基準は品確法による壁量計算の場合、耐震等級3が必須となり、省エネ基準では断熱性能等級5+一次エネルギー消費量等級6が必須となります。
どちらの基準もオーブルホームでは現在、当たり前に満たしている為、計画上は何の変更もなく進めています。
しかし、審査機関や役所が審査基準の変更によって遅くなる心配がある為、早めの申請を心掛けています。
省エネ性ではQPEXによる計算も行っていますが、建物が40度近く南面から振っている為、冬の日射取得が少ない結果、準Q1.0住宅レベルに。
それでも一般的な省エネ住宅に比べて45%程度の暖房エネルギーで全館暖房が可能な家になります。
またMS様邸では床下エアコン+小屋裏エアコンで出来る限り、冬と夏に1台ずつのエアコンで冷暖房を行う計画です。
その為に構造材や部屋の高さを検討する必要があり、悩みながら断面構成をチェックしつつ計画しています。
台風が近づいて風が強くなってきましたが、大きな被害がない事を祈りながら事務所で待機しています。