薪ストーブのある大屋根の家
上質な無垢材×漆喰塗り壁に構造材の現し仕上げ。使い込むほど味わい深くなる素材で構成したインテリアにTRUCK FURNITUREのダイニングテーブル×チェアがマッチします。隔たりのない大空間を実現しながら構造面でも耐震等級３を取得し、複雑な断熱気密ラインでもＣ値0.2の気密の施工精度を確保した住まいです。
やわらかな光がたっぷりと降り注ぐダイニングキッチン。セパレートタイプのオリジナル木製キッチンは使い勝手と見た目の両方を叶えます。アイランドシンクの側面は引き出し式の家電収納棚(電気ケトルや炊飯器等など)、シンク下はゴミ箱を置くスペースに。
艶やかなタイル、オークの木肌、マットなカラーペイントなど異素材の組み合わせが引き立て合うインテリア。雑多な印象になりがちなパントリー棚は、奥まった位置に計画しました。ブロンズシェードや真鍮古美のパーツが調和し、深みを増した印象に仕上がっています。
玄関土間からLDKまでひとつながりの開放感あふれる空間。勾配天井の土間とダイニングの吹き抜けが、縦方向にも伸びやかさを感じるプランです。『壁や扉で空間を仕切らず収納も出来る限りオープンに』という選択が、おおらかで気取りのない豊かさと広がりを生み出します。
猛暑のピークも厳冬期も最小限のエアコン稼働で家中が快適な室温に。気候風土にあわせた窓の選択が、断熱気密性能にも大きく影響します。また窓の配置を熟考することで良い季節には風が効果的に通り抜けます。
無骨なアイアンのスケルトン階段もインテリアの一部に。右手前のドアから寝室→ウォークインクローク→水回り→LDKへと回遊性を持たせた将来まで安心の間取り。ゆくゆくは1階だけでも生活が完結するように考えています。
『薪ストーブのある暮らし』は、施主様の家づくりの大きなテーマ。薪のパチパチとはぜる音や揺らめく炎にも癒されるひとときに。
吹き抜けに面した室内窓から自然光が入る明るい洗面コーナー。オーク材のミラーと造作洗面化粧台はオリジナル。焼き物特有の色むらと素朴な器のような味わいを感じるタイルを貼ってアクセントに。
ダイナミックに梁を見せた大屋根とハードウッドのデッキテラスが山荘を思わせる外観。アイボリーの外壁に北欧木製窓と断熱木製ドアなどがあたかみを添えています。デッキテラスへは玄関と掃き出しの2方向からアクセスが可能。