fikaを楽しむ北欧のカフェスタイル
fika(お茶の時間)を楽しむ北欧のカフェのような空気感が漂うお宅。温かみのあるグレーのニュアンスカラーが目を引く造作家具と真っ白なサブウェイタイルにオールステンレスキッチンを合わせた空間は、明るく清潔感にあふれています。階段を中心にリビング→キッチン→洗面室→ホールへと回遊でき、行き止まりのない家事動線と機能性・収納量にも配慮した快適なプランです。
南に隣家が迫る土地ですが吹き抜けと効果的な窓の配置により、明るく開放的なLDKになりました。冬は床下エアコン・夏は小屋裏エアコンを稼働させるだけで上下階の温度差が少ない快適な室温に保たれます。リビングの一角に設けた畳コーナーは引き戸を開け放つとリビングと一体化することができ、来客時には個室としても利用可能です。
オーク無垢材の床とセルフメンテナンスがしやすい石灰ベースの塗り壁材など自然素材をふんだんに使用した室内。広々としたリビングには本棚や飾り棚などを造作しました。
汚れや熱に強いオールステンレスのキッチンは余計なものを削ぎ落したデザイン。横長の窓枠に奥行を持たせた棚はキッチンハーブなどを栽培したり、お好みの雑貨を飾って頂けるように計画しています。
キッチン背面には大容量のパントリー収納とキッチン家電収納棚、作業台を造り付けています。モールディング装飾を施し、両側から引き出せる箱収納の付いたオリジナルの作業台は、配膳準備に利用したり、お子様と一緒にお菓子作りを楽しめるコーナーです。ペイント仕上げの羽目板の壁にはレシピやメモも気兼ねなくピンで留める事ができます。
玄関左手には天井までの大きなシュークローゼット、右手にはあえて扉で仕切らずオープンにつながる広めの土間収納。上着掛けや可動棚、床下エアコンを配置させ、大切なロードバイクの収納も可能です。2階の子供部屋の一室は、優しく華やかな印象のラベンダーカラーで変化を付けました。
2階ホールに小屋裏エアコン室を設ける事で、各居室にエアコンを設置する必要がなくなり、省エネにもつながります。また、エアコンの不快な直風が当たらない心地良さも大きなメリット。室内干しにも対応したゆとりのあるホールは、吹き抜け窓からの明るさを確保し、空気循環が起きやすようにアイアンのスリット手摺とシーリングファンを採用しています。
オフホワイトの外壁にグレーの板張り外観のアクセントとなるのは、北欧の木製回転窓とチーク材の玄関ドア。クローズドの外構計画で防犯にも配慮しました。