北欧テキスタイルが似合う旗竿地に建つ家
どの角度からもテラスの緑を望めるよう出来るだけ間仕切りを無くし、玄関ホールとLDKをダイレクトにつなぐことで大空間を実現しています。インテリアはチーク材の北欧ヴィンテージ家具やお手持ちの家具に調和するよう無垢フローリングやカウンター材もチーク材で統一し、天然石も落ち着いた色調を選んでコーディネートしました。
南道路の旗竿地に建つG様邸。手前の細長い道路はアプローチと駐車場を兼ねて計画しました。東西に隣家が迫る旗竿地は北側に園地の緑が広がる敷地でしたので、この緑を借景として活かすプランを考えました。玄関ドアを開くと奥行きのある玄関土間が広がります。間接照明に照らされた石貼りの壁が、豊かな表情を演出します。
お手持ちのダイニングテーブルを横並びに配置する計画でチーク材のバーカウンターと併せて造作したキッチン。吹き抜けの開放感と採光を最大限に生かすため光と視線が通るスケルトン階段を採用しました。
季節の風景を切り取る窓の配置を考慮しました。窓の向こうは緑豊かな裏山と中庭があり、初夏にはハナミズキの白い花、秋にはモミジの紅葉が楽しめます。
リビングの一角には、段差を設けた畳コーナーがあります。掘りごたつ式のカウンターと書棚を造作し、家族共有のスタディースペースになるよう考えました。敢えて引き戸は設けずロールスクリーンで仕切る計画です。
チーク材の扉と鏡が印象的な洗面化粧台。壁にはアンティークのステンドグラスをはめ込み、空間に明るさと広がりを持たせています。ダイニングからアクセスできる石貼りのテラスでは、気候の良い時期に朝食を食べたりBBQをして楽しめます。
キッチン横に奥様専用のデスクコーナーを設けました。窓越しの緑を見ながら手紙を書いたりパソコンを開いたり、編み物などの趣味も楽しまれているそうです。
白い塗り壁に木製の玄関ドア・窓・軒をアクセントにきかせたシンプルな外観デザインです。