海外のようなキッチンのある家
最寄駅から徒歩数分の準防火地域に建つ家。南側に隣家が迫る住宅密集地で正面に電柱があり、道路を挟んで真向いが線路という条件の敷地22.5坪(一部人口地盤)。延床面積23.7坪のプランは、4人家族を想定してそれぞれの居場所にゆとりを持たせ、小さくても心豊かに暮らせる住まいに。全館暖冷房を実現した空調計画により、どこに居ても快適に過ごせる温熱環境に。
耐震等級3、Q1住宅 レベル1、UA値0.38、Q値1.25、C値0.3
柔らかなベージュの色合いの板張りにホワイトキッチンが相性良く馴染むインテリア。ナチュラル×クラシックをテーマに統一感を持たせてトータルコーディネートしています。
木製Ⅱ型キッチンは、海外のキッチンのような立体感のある掘り込み加工が特徴。省スペースでもⅡ型のキッチンレイアウトにすることで収納スペースが確保しやすく、作業スペースも広く取る事ができます。
ヨーロッパの伝統的なモールディング装飾や輸入木製ドアと親和性の高い家具でコーディネート。洋書の1ページのような印象に底上げしてくれるインテリア小物まで統一感を持たせています。
上質なソファにゆったりと身を委ねられる居心地の良いリビング。漆喰の塗り壁と紙クロス、オークフローリングの空間。南側の吹き抜けからたっぷりの陽光が入って日中は照明いらずで過ごせます。
フランスのアンティークシェルフやアイキャッチになる照明器具(キャンドル型&真鍮&木製アーム型)と、おしゃれなスイッチなどを散りばめてインテリアの雰囲気を引き上げています。輸入の木製手摺も家の雰囲気に似合うデザイン。
緩やかなアーチの木製枠をLDKの入り口に。手洗いコーナーは、三面鏡や既成BOXがぴったりと納まるサイズに造作することで見た目もすっきり、キレイな印象に。
斜めの壁に収納・ベンチ・ローボードを一体化して造作し、スペースを有効利用しました。狭小・変形地でもプランの工夫次第で豊かな空間になります。圧迫感や窮屈さを感じさせない工夫を随所に凝らしました。
玄関土間にウォークインクローゼットを設けました。靴、ベビーカー、キャリーケースなどの収納と帰宅時のアウターやレインコートを掛けておきたい時もこちらに。上部に付けたロールスクリーンを下げると目隠しができます。
玄関ホールから見る木製のアーチ壁。右側の白いガラス戸を開けると脱衣+ランドリールーム、左側の木製ドアはトイレ、アーチをくぐるとすぐに手洗いコーナーがある帰宅動線。外壁はカシミアベージュのガルバリウム鋼板、木製断熱ドアにはベージュの塗装を施しました。